食事は必要な栄養素をバランスよく、多種類のものを摂るように心がけましょう。
人間のからだにはいろんな栄養素が必要です。炭水化物、脂肪、蛋白質、ビタミン、ミネラル・・・、どの栄養素も大切なので、摂り過ぎも問題ですが、あくまでも「多種類のものをバランスよく」が基本です。
忙しい日常を送っている方も多いと思います。今は外食やスーパーやコンビニで売られているものもうまく組み合わせてバランスのよい食事を摂ることは可能です。うまく活用していきましょう。
よく噛んで食べることも大事です。よく噛むとその素材が持っている本来の味がわかるようになってきますし、少量で満腹になりやすくなります。唾液もよく出て、消化を助けるので、胃の負担も少なくなります。
昔からいわれている、旬のもの・地元でとれたものも積極的に摂るとよいでしょう。例えば夏野菜は水分が多くからだを冷やす効果がありますし、冬は根菜類が多くからだをあたためる作用があります。冬でも生野菜ばかり食べているとからだを冷やしてしまいますので注意してください。
また味噌汁・納豆・漬物などの発酵食品も腸内環境を調えますのでお勧めです。
一緒に食べる人と楽しく会話をすると副交感神経の働きもよくなって内臓への負担が軽くなります。お料理の味、匂い、色、盛り付け方、食器との組み合わせなど五感を使って楽しみ、食べることで心を満たすことも忘れないでください。
サプリメントはまず食生活を整えた上で、どうしても足りない部分を補うものとして使いましょう。
糖質(炭水化物)の摂り過ぎも問題ですが、極端な糖質制限をすると脳や筋肉にいくエネルギーが不足し、健康生活を維持できなくなります。また、大事な女性ホルモンであるエストロゲンが出なくなり、月経が止まったり、骨粗鬆症を引き起こす要因ともなります。その状態が長引くと、将来にわたって自力で排卵ができなくなり妊娠が難しくなるケースもでてきますので、くれぐれも極端なダイエットはしないでください。