一般に月経の持続期間は3~7日です。
子宮筋腫、特に子宮粘膜下筋腫、子宮内膜ポリープ、子宮内膜増殖症、子宮腺筋症など器質的疾患が原因となる場合、また無排卵周期などホルモン異常による場合とがあります。
経血にかたまりが出るなど月経量が多い日が続き、貧血症状が強い方(疲れやすい、階段の昇り降りで動悸がするなど)は、そのまま放っておくと輸血が必要になる場合もあります。
一度婦人科を受診することをお勧めします。
治療としては一般にまずは抗線溶薬(いわゆる止血剤)や芎帰膠艾湯を投与します。無排卵が疑われる場合は黄体ホルモン剤を投与します。また、40歳未満であれば低用量ピルの投与を行うこともありますし、器質的疾患があって貧血がなかなか改善しない場合は手術も考慮します。